七々子文様
今日は昼前から夕方まで結構な雨模様、肌寒ささえ感じられる一日でした。幸いにも蘭舎内での作業は雨であっても特に差し支えはないので春蘭の植え替えをしました。毎日、少しずつ・・・を心がけていますが10月中旬頃までには終わりたいものです。春蘭柄物の「稲妻」を今話題の「七々子文様鉢」に植え込みました。11月22日(日)に行われる富山県愛蘭会の「寒蘭と春蘭柄物展示会」に出品するかもしれない・・・ためです。
「七々子」、「魚子」、「魚々子」、「七子」と書いていずれも「ななこ」と読み、語源は「魚の子」であろうとされています。漆塗りや彫金、陶芸などの世界で使われる言葉ですが蘭用の錦鉢にも小さな輪紋・円紋を筆やイッチンで細密に鉢面全体に描いた「七々子文様」のものがあります。江戸小紋のように飽きのこない小粋な文様が好まれてきました。古くは万年青鉢に素晴らしい技法の七々子文様が残されているようです。月刊雑誌「自然と●生ラン」10月号「銘品蘭鉢の世界」に詳しく載っています。また、イッチンとは釉薬などを和紙袋や大型のスポイド状容器に入れ、細い金属性の口先から絞り出して文様を描く技法のことです。
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