本金平押
デジ画では明確に分からないかもしれませんが、これは幕末の頃の貴重な古い「金紙」です。伝統工芸では金箔を膠(ニカワ)で貼り付けて金紙を作り上げます。金紙には「本金平押」、「本金川又表箔」、「本金川又裏箔」、「本金川又木目」などと言った種類があるそうです。この絹目模様の故紙はご近所の表具屋さんがストック(お持ち)になっていたものです。蘭翁宅の古い戸袋の唐紙(襖)を貼り替えるのに使 用してくださいました。築70数年の古い座敷の戸袋に新しい金紙は似合わないからです。「本金平押」(金箔)の裏打ち
の紙を剥がし、新しい裏打ち紙に取り替えてから表具されたそうですから大変な作業であったことでしょう。私は何も知らなくて、絹目の金紙は裂(きれ・布)が土台になっているのだと思っていました。金紙も最近では金属を蒸着して作るなどの技術開発もなされているそうですが、やはり金箔を押した押し目(?)がある方が趣があるように思います。
念のため、ネットで調べましたら、新しい本金平押(92×180)一枚が132,000円とありビックリしました。
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